2×4(ツーバイフォー)工法

2×4(ツーバイフォー)工法

2×4(ツーバイフォー)工法は、元々カナダの寒冷地で開発された高気密高断熱の工法で、1985年に日本に技術提供されました。
2×4(ツーバイフォー)工法とは、どのようなものなのでしょうか?

2×4(ツーバイフォー)工法は、プラットホーム工法という組み立て方を採用しており、これは1832年にアメリカのシカゴで開発されたバルーン工法から派生したものです。
2×4(ツーバイフォー)工法は、日本では枠組壁工法と呼ばれており、1974年に建築基準法の枠組壁工法の技術基準が告示されてから広く認知が進みました。
日本では、この工法で明治初期に神戸や横浜の洋館や札幌の時計台などで使われており、現在では建設累計250万件を超えています。

 

2×4(ツーバイフォー)工法とは?

ツーバイフォー工法とは、木造建築の工法の一種で、「木造枠組壁工法」とも呼ばれます。
この工法では、2インチ×4インチなどの規格化された角材と合板を接合して、壁や床などの「面」で建物を支える「面構造」をつくります。
この面構造は、地震や台風などの外力に対して強固で、耐震性や耐風性が高いとされています。

 

ツーバイフォー工法は、日本の伝統的な木造軸組工法(在来工法)とは異なる工法です。
木造軸組工法では、柱と梁を組んで構造体をつくりますが、ツーバイフォー工法では、壁や床などの「面」で構造体をつくります。
この違いによって、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。

2×4(ツーバイフォー)工法のメリット

2×4(ツーバイフォー)工法のメリットについては、以下の通りです。

耐震性・耐風性に優れる

2×4(ツーバイフォー)工法は面構造となっていますので、地震の鉛直方向と水平方向の揺れに対して強い構造を持っており耐震性に優れており、もともとハリケーンが多いアメリカで生まれた工法であるため、外からの力に強く、強風対策をしっかりと行なっています。

耐火性が高い

2×4(ツーバイフォー)工法は木を構造材にしていますが、耐火性にも優れています。大きな断面を持つ2×4(ツーバイフォー)工法の木材は、火災時にも表面のみが炭化して、内部まで火が届きにくくなります。
また、2×4(ツーバイフォー)工法で建てた家のほとんどが特別な対策をしなくても、「省令準耐火構造」を満たせる点が特長です。
鉄筋コンクリート造と同等の耐火性能があると認められているので、火災保険料が一般木造より安くなります。

省エネルギー性が高い

2×4(ツーバイフォー)工法は気密性と断熱性が高いため、夏涼しく、冬暖かい作りになっています。
気密性と断熱性が高いと、冷暖房効率が高く、部屋をすぐに快適な温度に整え、保ってくれます。省エネルギーで部屋の温度を調整できるため、光熱費を削減できる点もメリットです。

遮音性が高い

2×4(ツーバイフォー)工法は遮音性が高く、(遮音性とは音を遮る性質)気密性が高く、外壁面は石膏ボード、構造用面材、断熱材、外壁材など多重構造になっています。
音は空気から伝わるため、気密性が高いほど、音が外に漏れにくくなります。さらに壁が音を吸収するため、多層の壁があることで、家の内外に音が漏れにくくなるのです。

耐久性が高い

2×4(ツーバイフォー)工法の家は長持ちで、高い耐久性を持っています。
耐久性を実現しているのは、結露のしにくさや、構造材の質によるものです。ツーバイフォーの住宅は断熱性が高く、家の結露を抑えてくれます。結露は外と中の温度差によって発生しますが、断熱性が高いと、その温度差を緩和することができます。
また、2×4(ツーバイフォー)工法ではほとんどの構造用製材に含水率19%以下のJASに基づく乾燥材が使用されます。湿気と結露の対策を万全に行うことで、耐久性が高められています。

小屋裏を有効活用できる

2×4(ツーバイフォー)工法は屋根裏の構造がシンプルであり、屋根裏のスペースが活用できます。
たとえば、屋根勾配を急にして2階の天井高を高くする、小屋裏空間を収納スペースとして利用するなど、アイデア次第で活用方法が広がります。
他の工法のように、建物の制約上できない、または小屋裏ができても狭くなるなどの問題が発生し、十分に活用できないということが防げます。。

2×4(ツーバイフォー)工法のデメリット

2×4(ツーバイフォー)工法のデメリットについては、以下の通りです。

湿気や結露が起きやすい

2×4(ツーバイフォー)工法は気密性が高く冷暖房の効きが良い反面、湿気や結露が起きやすいデメリットがあります。
湿気や結露は、木材の腐食やカビの発生、断熱性の低下などの原因となります。そのため、換気や防湿対策をしっかりと行う必要があります。

間取りの変更が難しい

2×4(ツーバイフォー)工法は壁が構造体として重要な役割を果たしているため、間取りの変更をする際に安易に壁を取り除くことができません。
壁を取り除くと建物の強度や耐震性が低下する恐れがあります。そのため、間取りの変更をする場合は専門家に相談し、構造計算や補強工事などを行う必要があります。

リノベーションがしにくい

2×4(ツーバイフォー)工法ははシステム化された工法であるため、リノベーションをする際にも専用の部材や金物を使う必要があります。
また、在来工法と比べて壁内に配管や配線を通すスペースが少ないため、水回りや電気回りの移動や増設なども難しくなります。

2×4(ツーバイフォー)工法のハウスメーカー

2×4(ツーバイフォー)工法のハウスメーカーは、以下のようなものがあります。

 

三井ホーム:
ツーバイフォー工法のハウスメーカーとしてナンバー1の実績を誇り、日本で初めてツーバイフォー工法を採用しました。高品質な住宅を提供するとともに、デザインや間取りの自由度も高いです。

住友不動産:
ツーバイフォー工法による木造住宅「グランディール」を展開しており、高い耐震性や断熱性を備えています。全館空調システムや換気システムも充実しており、快適な住環境を提供します。

セルコホーム:
ツーバイフォー工法に加えて、ツーバイシックス工法にも対応しています。耐火性や耐風性にも優れた住宅を建てられます。また、自社工場での徹底した品質管理やアフターサービスにも力を入れています。

一条工務店:
ツーバイフォー工法に早くから取り組んだ実績のあるハウスメーカーで、全国的に展示場を持ちます。高い気密・断熱性により、冷暖房費を1/5に抑えることができます。

スウェーデンハウス:
北欧の住宅技術を日本に導入したハウスメーカーで、ツーバイフォー工法による木造住宅を得意とします。自然素材や高性能な断熱材を使って、快適で健康的な住まいを提供します。

 

以上が2×4(ツーバイフォー)工法でおすすめのハウスメーカーについてです。参考になれば幸いです。